2012中欧の旅 クラクフ
アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所に行って来ました。
「働けば自由になれる」のスローガン
有刺鉄線。当時は電流が。
整然と立ち並ぶ囚人棟。
死の壁。ここで銃殺。
列車引込み線と、くぐったら二度と戻れないゲート。

証拠隠滅のためナチスによって爆破されたガス室。

ベッド。ひしめきあっていました。
当時の資料や写真もたくさん。収容された人々の顔写真も並べられていました。
切り取られた髪の毛やおびただしい数のの靴やかばん、めがねなどの所持品も。
唯一の公式日本人ガイドである中谷剛さんに事前に連絡を取り、アテンドしてもらいました。
同じように連絡を取った15名ほどの日本人旅行者のみなさんとグループで見学。
私はここを舞台にした映画をとてもよく観ていて、とても興味があり、
いつか絶対にこの眼で見るんだと思っていたのだけれど…。
結論としては、本当に行って良かった。そして、ガイドをお願いして本当に良かった。
中谷さんのお話は、単なる収容所そのものの説明ではありませんでした。
・ユダヤ人が収容されるに至った過程とその方法
・囚人を敢えて差別化し、連帯意識を削いで団結力を弱め抵抗させない
例えば…全員坊主が原則だがあえてそれを免れる人を作る、囚人にマークをつけて識別し違う仕事や食事を与える など。
・囚人の1日の様子
・ドイツ人が残虐なことを平気で遂行できた理由や心理
…などなど、それはガイドブックには載っていない事、見学しただけでは知りえなかったこと、
そして、ヨーロッパ文化が好きで、足を運んでいる私が知らねばならないことだと感じました。
中でも、とくに胸に突き刺さったのは、ドイツ人を含むほとんどのヨーロッパ人が、
このユダヤ人虐殺に無関心(見てみぬふり)だったという話。
一部のナチス幹部と、ユダヤ人が当事者で、あとは傍観者だったということ。
怖くて手を差し伸べられなかった人も居れば、完全無視の人もいただろうし。
私はそのことを、最近ニュースになっていた中学生のいじめ自殺の件と重ね合わせ、
このようなことは、大なり小なり、どこにでも、誰にでも起こりうるのだと思いました。
観光というようりは社会科見学、大学の特別講義のような時間でした。
他にも思ったこと、学んだことはたくさんあるのだけど、授業みたいになるのでこの辺で。
みなさん、見学の際は、絶対に中谷さんのガイドをつけることをオススメします。
一緒に見学をした日本人の中に、世界一周旅行中の子が。
今3ヶ月目で、昨日アジアからヨーロッパに入ったと。
だいたい1000円以下の(安い国では100円!)宿を探し、最低限の荷物で周っていると。
オランダのトマト祭りや、リオのカーニバルは時期を合わせて訪れるんだそう。
超絶ステキ!私も行きたい!やりたい!お金を貯めて、いつか絶対行くわ!!
なるべく若いうちに。たくさん歩けるうちに。
夕方からは再びクラクフの旧市街見学。
大道芸人。
ステキなカフェで腹ごしらえ。
ただいま午後9時前。10時の夜行でプラハに向かいます。
アウシュビッツ見学した中の一人が、同じ列車に一人で乗るそう。
中年のオジサマだから同じ部屋にはならないけど、ちょっと心強い。
明日の朝にはプラハ。何とか無事に到着しますように!
では、またね!
「働けば自由になれる」のスローガン

有刺鉄線。当時は電流が。

整然と立ち並ぶ囚人棟。

死の壁。ここで銃殺。

列車引込み線と、くぐったら二度と戻れないゲート。


証拠隠滅のためナチスによって爆破されたガス室。


現存するガス室の内部も見学しました。

ベッド。ひしめきあっていました。


穴が空いているだけのトイレ。

当時の資料や写真もたくさん。収容された人々の顔写真も並べられていました。
切り取られた髪の毛やおびただしい数のの靴やかばん、めがねなどの所持品も。



唯一の公式日本人ガイドである中谷剛さんに事前に連絡を取り、アテンドしてもらいました。
同じように連絡を取った15名ほどの日本人旅行者のみなさんとグループで見学。
私はここを舞台にした映画をとてもよく観ていて、とても興味があり、
いつか絶対にこの眼で見るんだと思っていたのだけれど…。
結論としては、本当に行って良かった。そして、ガイドをお願いして本当に良かった。
中谷さんのお話は、単なる収容所そのものの説明ではありませんでした。
・ユダヤ人が収容されるに至った過程とその方法
・囚人を敢えて差別化し、連帯意識を削いで団結力を弱め抵抗させない
例えば…全員坊主が原則だがあえてそれを免れる人を作る、囚人にマークをつけて識別し違う仕事や食事を与える など。


・囚人の1日の様子
・ドイツ人が残虐なことを平気で遂行できた理由や心理
…などなど、それはガイドブックには載っていない事、見学しただけでは知りえなかったこと、
そして、ヨーロッパ文化が好きで、足を運んでいる私が知らねばならないことだと感じました。
中でも、とくに胸に突き刺さったのは、ドイツ人を含むほとんどのヨーロッパ人が、
このユダヤ人虐殺に無関心(見てみぬふり)だったという話。


一部のナチス幹部と、ユダヤ人が当事者で、あとは傍観者だったということ。
怖くて手を差し伸べられなかった人も居れば、完全無視の人もいただろうし。
私はそのことを、最近ニュースになっていた中学生のいじめ自殺の件と重ね合わせ、
このようなことは、大なり小なり、どこにでも、誰にでも起こりうるのだと思いました。
観光というようりは社会科見学、大学の特別講義のような時間でした。
他にも思ったこと、学んだことはたくさんあるのだけど、授業みたいになるのでこの辺で。
みなさん、見学の際は、絶対に中谷さんのガイドをつけることをオススメします。

一緒に見学をした日本人の中に、世界一周旅行中の子が。
今3ヶ月目で、昨日アジアからヨーロッパに入ったと。
だいたい1000円以下の(安い国では100円!)宿を探し、最低限の荷物で周っていると。
オランダのトマト祭りや、リオのカーニバルは時期を合わせて訪れるんだそう。
超絶ステキ!私も行きたい!やりたい!お金を貯めて、いつか絶対行くわ!!
なるべく若いうちに。たくさん歩けるうちに。
夕方からは再びクラクフの旧市街見学。



大道芸人。

ステキなカフェで腹ごしらえ。



ただいま午後9時前。10時の夜行でプラハに向かいます。
アウシュビッツ見学した中の一人が、同じ列車に一人で乗るそう。
中年のオジサマだから同じ部屋にはならないけど、ちょっと心強い。
明日の朝にはプラハ。何とか無事に到着しますように!
では、またね!