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2017西欧気ままに鉄道旅行 ベルニナ急行

スイス
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今日は、移動しながらも世界遺産の絶景を堪能できる、ベルニナ急行に乗車します。

8:00 クール駅
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パン屋で朝ごはんを調達。昨日の反省を踏まえ、帽子の中に詰め込む(笑)
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8:30 出発!
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ベルニナ急行は、スイスのクールからサン・モリッツ、そしてイタリアのティラノを結ぶラインで、アルプスの峠を越え高低差約1800mという起伏あるルートを4時間かけて走ります。サン・モリッツからティラノまでの景色は、世界遺産にも指定されています。
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今回の旅では、リヒテンシュタインには絶対に行こうと思っていたのだけど、はて、その後どのようなルートを辿ろうかと、ヨーロッパの時刻表眺めながら思案していた時に、スイスの山岳鉄道のことを思い出しまして。さらに調べると、ベルニナ急行の起点の駅がリヒテンシュタインの至近ではあーりませんか!これは乗るしかない!!ということで、即リザーブ。


オンシーズンにも関わらず、一人がけの席が空いていました。お向かいには誰も乗って来なくて、一人でのんびり
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ベルニナ急行はパノラマ車両で、こんな風に天井まで窓がとどいています。絶景を存分に楽しめる仕様。パノラマ車両や乗り換えなしの直通にこだわらなければ、普通列車は予約ナシで乗られるそう。今回私はユーレイルパスを持っていたので、予約料の11ユーロだけで乗ることができました。
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朝ごはん。右のパン、塩バターロール的なものを期待して買ったら、中にあんこのような甘い何かがギッシリ詰まってる…オ、オレンジジュースと合わないよぅ
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出発してしばらくすると、渓谷の橋の上からたくさんの人が手を振ってくれていました。
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さて、ここからは「世界の車窓から ベルニナ急行編」をお楽しみください。
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この列車、車内のWi-Fiにつなぐと、今どこを走っているのか、どこが見所なのか、リアルタイムで見たり聞いたりすることができます。便利!
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そして乗車から2時間経過し、サン・モリッツを過ぎてからは見所が満載すぎ!
世界遺産の絶景が広がります。
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どこかの駅で撮影タイム下車。駅の名前忘れちゃった…。
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路上も走る!家から近すぎません??笑
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乗車から3時間あまり経過したところで、何らかのトラブルにより突然の停車。アナウンスがあったけどよく分からなかった…。他の乗客はのんびり過ごしているので、重大なトラブルではなかろう。旅の計画の見直しなどしつつ待つこと45分、再び出発。





そして路線のクライマックス!アルプスの山岳鉄道の傑作と言われ、ベルニナ線の象徴ともえるループ橋!
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13:30 45分遅れでイタリアのティラノ駅に到着!
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道中で「箱根登山鉄道」と大きく描かれた車両とすれ違ったのを不思議に思っていたのだが、ここにきて謎が解けた。姉妹鉄道だったのねー。全然知らなかった
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さて、イタリア入国。まずはお昼。
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このパニー二にピザという、イタリア推し(笑)のカフェで、ペンネアラビアータをいただく。今朝のパン屋では「ダンケ」と言われ、昼のカフェでは「アリベデルチ」と言われ。国が変わったから当たり前なのだけれど、フランス映画と同じくらいイタリア映画も大好きなので、イタリア語の響きにちょっと感動
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北部とはいえ、イタリアは暑い!夏全開
ティラノに滞在する気はなかったので、ここからさらに南下するかそろそろ北上するか迷ったけれど、折角イタリアに入国したので、南下することに。一番近い大都市、ミラノへGO!!
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15:10 ティラノ駅出発
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17:40 ミラノ中央駅にとうちゃーーーく
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ミラノ中央駅と言えばですね、この映画です。
ヴィットーリオ・デ・シーカ監督の「ひまわり(70年)」。
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ロシア戦線に赴き、消息不明になってしまった夫を待ち続ける女性の悲恋の物語であり、反戦映画でもあります。

戦地へ赴く夫を見送るシーンと、映画のラストシーンが、ミラノ中央駅。
こちらはラストシーン。
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同じ場所に立っている喜びと、ラストシーンの切なさとが入り混じった不思議な気持ち
映画で巡るヨーロッパは、私の旅の原点です。
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ヘンリー・マシーニの哀愁漂うテーマ曲は、世界中で大ヒットしました。
イントロ聴いただけで泣いちゃいそう。





駅の構内は、さすが大都会!哀愁はありません(笑)
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次の目的地への列車の予約を済ませ、地下鉄に乗ってホテルに向かいます。
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19:30 わーい、イタリアだ、イタリアだーーーー
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19:45 ホテルに到着
ホテルというか、ホステルだけど。そろそろワイワイガヤガヤした感じが恋しくなってきたので。レセプションには世界各国からの旅人たちが集います。
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2泊3日、朝夕食付で98ユーロ。チェックインカウンターに行くと、「よく来たね、疲れてないかい?まずはご飯食べなよ!!」と、陽気に応対してくれるイタリアンガイ。テーブルへと案内してくれ、「この子、ジャパンから来たメグミだよ!よろしくね。」と、他の旅人に紹介してくれた。なんとフレンドリーな食事は決して品数は多くはないけれど、どれもとっても美味しかったです。
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さて、明日はこの旅初の、移動がない日。ようやく朝のんびりできる~!
ミラノを満喫しまーす



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