2018北インド旅行 アーグラ1日目
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7:00 出発の朝
ニューデリー駅前のメインゲート通り。この街を離れるのが寂しいなぁ。

さて、次の目的地はタージ・マハルのあるアーグラ。
ノンストップで向かう特急列車「ガディマンエクスプレス」は、ニューデリー駅から東南方向へ9キロほどのニザマディン駅から出発します。駅まではリクシャで行くことにしたのだけど、ドライバーと交渉して駅の手前2キロのところにあるフマユーン廟へ寄ってもらうことにしました。
7:15 フマユーン廟
道路にリクシャを待たせたままエントランスへ。ちゃんと待っていてくれるだろうけれど、持ち逃げされたら嫌なので、一応荷物(スーツケース)を全部持って、ゴロゴロ引きずりながら…お、重いよぅ。

一つ目のゲートをくぐり…。

二つ目のゲートをくぐると…。

ジャーーーーーン!!

ムガル帝国第二の皇帝フマユーンのお墓。
完璧なシンメトリーが本当に美しい。これから向かうタージ・マハルの建築に影響を与えたとも言われています。

どの側面から見ても、完璧な左右対称です。

20分程で見学を終えると、しっかり待っていてくれました、私のドライバー。

7:40 ニザマディン駅

電光掲示板でホームを確認します。

当然エレベーターもエスカレーターもないんだけれど、通りすがりのインド人が、階段を昇るときも降りるときも手伝ってくれました。ホントにみんな優しいなぁ。

ガディマンエクスプレス。エアコン付きの一等車両です。
ニューデリーとアーグラを1時間50分で結ぶ、1日1本しかない特急列車。
人気路線なので、直前では買えません。早めの予約をお勧めします。

車内は広々としていて綺麗。

足元も広くて、スーツケースがばっちり収まります。

コンセントプラグもあるよ。

9:50 定刻通りに発車
ウェルカムフラワーの薔薇。

お水とマンゴージュースのサービス。お煎餅とともに飲んだ。笑

その後、朝ごはんも出てきました。野菜のオムレツがスパイシーな味付けでおいしかったー。

お隣はロンドンから家族で旅行に来ているご婦人。アーグラを見た後は、ビーチでバカンスを過ごすんだって、2週間くらい。妹さんが大阪で高校の英語の先生をしているとかで、またまた日本の話で盛り上がったのでした。
ご飯食べておしゃべりしてたので、車窓の景色はあまりじっくり見ずに終わっちゃった。




10:50 アーグラ・カント駅到着
到着も定刻通りでした。


ゲートの外で、ホテルに頼んでおいたドライバーが待っているはずだったんだけと、またしてもいない。
ホテルのスタッフが来るわけではなく、ホテルが個人ドライバーに委託して配車するようなシステムのようなんだけど、さすがインド、いい加減。まぁファイブスターのホテルとかではない、安価な宿だからこんなもんだろう。

一応ホテルに電話してみたんだけどつながらず。このすごい数の客引きのお兄ちゃんたちが、「助けるよーっ」「俺の車でホテルまでダイレクトに連れてくよ」て声かけてくれるんだけど、わざわざ「ホテルまでダイレクトに」って言うところが、怪しさ満点。
私の電話ではホテルにつながらないのを見て、「俺のケータイでかけてあげる。」って親切そうに言っくれてつながらなかったんだけど、「かけてあげたんだから100ルピーちょうだい。」とか言ってくるし。さすがインド。
結局ホテルへの確認はあきらめて、リクシャに乗ることに。タクシーだとどこかに連れて行かれても逃げられないけれど、リクシャなら危険と感じたら飛び降りられるし。
そして乗せてもらったのが、やたらフレンドリーなアーグラのリクシャドライバー。
自己紹介では「マイネームイズ ナカムラ。」
な、ナカムラ??中村??そんなわけないじゃん…あ、怪しい…

運転しながら日本人と撮った写真を見せてきて、「日本で撮った。」って言い張るんだけど、背景はどうみてもインド。怪しすぎる…



他にも、彼のリクシャに乗った人々の感想を書いたノートをみせてきて、「ほら、僕は安全だよ。」と言わんばかりの得意顔。確かにノートには、「彼はとても親切」というようなことが色々な言語で書かれていて。
日本人旅行客からも、「最初は怪しいと思ったけれど、彼の案内のおかげでアーグラをしっかり観光できた。」「こういうノートを見せてくる人は怪しいとガイド本に書いてあったけれど、彼は大丈夫ですよ。」みたいなことがたくさん書かれている。
ウーーン、信じていいのだろうか…。何も頼んでないのにわざわざノートを見せてくるのが怪しさ満点





彼を疑いまくりながらグーグルマップ先生を確認すると、ちゃんとホテルの方へとリクシャは進んでいく。とりあえずどこかに連れて行かれるということはなさそうだ。
11:00 ホテルに到着

ヨカッタ、怪しかったけれど無事に連れてきてくれた。
しかし降り際に、「明日1日、ぼくのドライビングでアーグラを案内してあげる。朝はまずタージ・マハルに行きなさい。5時半から開いているからね。で、帰ってきたらシャワーをあびてホテルをチェックアウトして荷物を預けてね。11時に僕がここに迎えに来て、あそことかあそことか、あそこを回って夕方ホテルに戻り、荷物をピックアップして駅まで送ってあげる。これで800ルピーでどう?」との営業トーク。
ウーーンどうしようか。悪い人ではないけれど、案内なぞ必要なんだろうか?どうしようどうしよう。
迷っていると、「明日11時にここで待ってる。プロミスプロミス。見たでしょう、さっきのノート。僕は安心よ。今日の、駅からここまでの代金も今はいらないから。明日一緒に払ってくれればいいから。アーグラには日本語を話しながらで寄ってくる人に気をつけなきゃだめよ。じゃあ明日11時に。プロミスプロミス。」
というわけで半信半疑のまま半ば相手の営業トークに押されて指きりげんまんをし、今日のお代は払わずにナカムラさんとは別れました。
「ホテル・カマル」にチェックイン。

後部屋でソッコーWi-Fiをつなぎ、「アーグラ 中村」で検索をしてみると…。
何人かの旅ブログにヒット!!!
そこには、
「最初は怪しいと思っていたけど、めっちゃいい人。」「とっても優しい、マッチョなアーグラの案内人。」「おみやげ物屋に連れて行かれるけど、無理に買わせたりしない。」
とノートと同じようなことが書かれていて、さらには、
「アーグラで彼のリクシャと出会えた人はラッキー。」
とまで書いてある。
OH!NO!!









ナカムラさん、疑ってごめんなさい







明日はどうぞ案内よろしくお願いします。11時ね。プロミスプロミス。
今回のホテルを選んだ理由は、その立地

タージ・マハルまで徒歩3分。そして、屋上レストランからのこの景色!!



明日のタージ・マハル見学も、ナカムラさんと過ごすアーグラ観光も超絶楽しみ

11時にチェックインしてからは特に何もせず部屋でのんびり過ごし、お昼は日本から持ってきたお粥を食べて胃を休め…。
16:30 ちょっとお散歩
タージ・マハル至近なので、お土産物屋さんがずらりと並んでいます。
でも、一歩入るとここに住む人たちの生活が垣間見える感じ。




17:30 屋上レストランで夕食。

タージ・マハルを眺めながら、またしてもカレーをいただきました。
ここのナンは、チャパタとナンのハーフみたいなお味でした。
しかしインドに来てからカレーしか食べていないような…。

明日は日の出前に起き、念願のタージ・マハルへーー!!