2018北インド旅行 ヴァラナシ2日目~後編~
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16:30 1時間ほど休憩して、また出かける。
出かける前にホテルのフロントで「昨日は河が増水していて夕方のボートライドは中止だったけれど、今日はどう?まだダメだよねー?」と聞いてみたら、ナント本日決行とのこと!
ワーイワーイ!!今日がインド最後の夜。諦めていただけに、これはウレシイ
18時半集合とのことなので、それまでお散歩することに。


ぶらぶら歩いていると、午前中に名刺をくれたラッキーと名倉さん(ネプチューンの名倉に似てるため付いたアダ名らしい)コンビに再会。なんだか知らんが一緒におしゃべりしながらブラブラすることになった。
しかしこの2人、日本人旅行者の知り合いが多い。歩きながら何人もの日本人に「やぁ、また会ったね。」と声を掛け、「あの子はあのホテルに泊まってる」とか、「あの子は大阪から来てる」とか、1回しか会ったことないはずなのに、ものすごい記憶力。
私と同じホテルに泊まってる男子ともばったり会って「この子アナタと同じホテルよ、明日までしかいないけど。」と紹介してくれるラッキー。
旅行客の方から「あ、ラッキーと名倉さん、昨日はありがとねー。」と声をかけてくることもしばしば。ヴァラナシ中の日本人旅行客と知り合いなんじゃないかしら?
名倉さんがやっているスパイス屋さんに行ってみると、ここにも日本人バックパッカーが4人。しかしスパイスを買うわけではなく、ごろごろしながらガイド本読んでるだけ。「ラッキーと名倉さんはホントに親切でいい人だよー。」とニコリ。


日本のインドレストランからも注文が入るという、名倉さんのスパイス屋さん。
お店で独自にブレンドした、とても香りのよいカレー粉を500グラムほど購入。
ボート出航の時間が迫り、ラッキーのお父さんのシルクのお店に行く時間はなかったので、明日の11時にまた会う約束をしてお別れ。
18:30 ボート出航
夕方のボートライドはホテルのプランに込み。宿泊客でいっぱいです。

夕陽に照らされ雲がピンクに。キレーイ


ホテル。こうやって見ると、ホントに宮殿だったんだなぁ。

夕焼けもキレーイ


お昼に見た火葬場、マニカルニカー・ガート。
本当に一日中、次々に燃やしています。


ヴァラナシには、死を待つ老人の集まる施設があるのだそう。
最期の時を聖地ヴァラナシで過ごそうと、インド中から集まってくるんだって。
ダシャーシュワメート・ガード。
ガートの祭壇では、日没の時間に合わせて毎日儀式を行っています。
今日もすごい人が集まってるー。


観光客の乗ったボートがいっぱい。

どんな儀式が行われているのか、こちら側からは遠くてよく分からない。
あとで向こう側にも行ってみよう!!

19:30 ただいまー。

そんなわけで、儀式を近くで見たくてすぐに出発。
ホテルからは5分くらいの距離なんだけど、人の往来が激しすぎてなかなか前に進まないよー。
ここでまたまたラッキーとバッタリ会い、抜け道を教えてもらう。ありがたい。

お、見えた見えた。


儀式のクライマックス。スゴい熱気。
インドの人々は、この聖なる河ガンガーで沐浴し、体を洗い、歯を磨き、水を飲み、洗濯し、排泄し、泳ぎ、祈り、感謝し、そして遺灰や死体を流します。
そんな、人間の生と死とが交錯する、母なるガンガー。ガンガーと共に生き、ガンガーと共に死んでいく、インドの人々。
よく「インドに行くと人生観が変わる」というけれど、ここヴァラナシに来てその意味がようやく分かったような気がします。その話をすると長くなりそうなのでまた後ほど。
20:00 ホテルに戻ると、吹き抜けのスペースでインド音楽の演奏会が行われていました。

明日でインドもラスト。あまり食べ物には困らず、日本から持ってきたお味噌汁やお煎餅が残ってしまった…ので、ニューデーリーのサンタナで出会い、ちょうど昨夜ヴァラナシのサンタナに到着した、世界一周中のタカさん&カナさんご夫婦にあげることにした。
というわけでヴァラナシのサンタナへ。ホテルからは5分くらいなんだけど、ちょっと入り組んだところにあるとかで、ラッキーが連れて行ってくれました。

タカさん&カナさんと。まだまだ続く世界一周の旅。体に気をつけて、よい旅を






もちろん帰りもラッキーが送ってくれました。
ラッキーはそのまま名倉さんと合流し、明日インドを発ってネパールへ行く日本人旅行者男子とボートの上で飲むんだとか。ホントにすぐに誰とでも仲良くなるんだなー。
じゃぁまた明日11時ねー

ホテルのレストランに行くと、ラッキーと一緒にいるときに会って「アナタと一緒のホテルよ」と紹介された一人旅男子がいたので、相席させてもらうことに。


彼は神奈川で働いていて、1週間ほどの短期旅行。昨日ヴァラナシに着いたばかりらしいんだけど、明日にはもうニューデリーに行っちゃうんだって。ニューデリーの世界一美味しいカレー屋さんを教えてあげました。
彼は昼間にラッキーと行動を共にしていて、やはりとても親切にしてもらったって。彼のお父さんのお店にも行ったけど、無理に買わされることもなかったんだそうな。
彼らのような客引きは、お金を持ってる観光客を強引に店に連れて行き、「いかにダマしてボッタくるか」ってところで商売をしていると思っていたのだけれど。
私が出会ったヴァラナシの客引きは、まず道案内などで仲良くなり、その後「ちょっとお店も寄ってくれない?買わなくても構わないから。」ってスタンス。しかも「今日は時間がない」と断れば無理に連れて行かないし、行っても無理に買わせることはしない。
今はSNSを通して、良いことも悪いこともタイムリーに世界中に拡散されてしまう時代。
私はアーグラでナカムラさんのエゴサーチをして安心を得たけれど、その反対に悪い噂も検索できてしまう。地図や顔写真を掲載されて拡散されてしまったら、商売にならなくなっちゃう。
だから、まずは道案内とか世間話とかで仲良くなり、信頼を得ることを優先する方向に変わってきているんじゃないかなぁ?そうすることで不安は安心に変わり、「彼のお店で買ってあげようかな」という心境になり、コミュニケーションをとりながら楽しく買い物できたという体験談が、ノートや動画に「お客様の声」として記録され、さらに次の客につながっていく。
その方が彼らも楽しいし、圧倒的にお金にもなるんじゃないかしら?
もちろんそうではない客引きもまだまだたくさん生息しているとは思うのだけど、この旅でいい人にばかり巡り会っていることを考えると、やはりいい人の母数の方が多いのでは??
ウーン、まだ真相はつかめないけれど、明日の11時にラッキー&名倉さんと約束してるし、また明日彼らと会って何か感じることがあるかも、ね。